中古のユニック車を販売店でお探しなら 購入したラジコン付きのセルフクレーントラックを長持ちさせるコツは？

「ユニック車」と言えば、セルフクレーン付きトラックのことを指しているということは、建設業界やトラック業界の方には当たり前のことかもしれません。

しかし、実はこの「ユニック車」は正式な名称ではなく、クレーン付きトラックの大手メーカーである「古河ユニック株式会社」の商品名称に由来しています。

この「古河ユニック株式会社」の「ユニック車」という名称が、他のメーカーのクレーン付きトラックに対しての呼称にも使われるようになり、現在ではほとんどすべてのこの系統のトラックをユニック車と呼ぶようになったのです。

「ユニック車」は「古河ユニック株式会社」が登録商標をしていますので、正式文書などでは「キャブバッククレーン車」や「カーゴクレーン」、「クレーン搭載トラック」などと呼ばれます。このような名前が出てきたら、ユニック車のことを指していると考えて良いでしょう。

現在、ユニック車に使用されるクレーンを製造している主な国内メーカーは「古河ユニック」と「タダノ」です。実はこのクレーンメーカーはそれぞれクレーンの竿の部分「ブーム」の色に特徴を持たせており、古河ユニックは赤色、タダノは青色を使っているので簡単に見分けることができます。

ラジコン付きやセルフクレーンのユニック車もある中古トラック販売店などでは、赤や青以外のブームのユニック車に出会えることもあるので、探してみると良いでしょう。

中古トラック販売店で吟味して購入したクレーン車やユニック車、なるべく良い状態で末永く使いたいものです。

中古車とは言え、業務用の車両であるトラックやクレーン車の場合は、通常の車よりもさらに厳格な規格で製造され、耐久テストを何度も行って販売していますので安心して使用することができます。安心・安全に長い期間使用するためには、どうすれば良いのでしょうか。

中古のクレーン車やユニック車を長持ちさせるコツは、「毎日の始業前点検」「定期的なオイル交換」「複数での点検作業」です。

KY運動（危険予知運動）の一環として建設業ではおなじみの「毎日の始業前点検」は、漏れがないようにチェックシートを使って行います。中古クレーン車やユニック車も、チェックリストを使った点検を行うことで、車輌や装備の異常を早期に発見しメンテナンスできるため大きなトラブルを防ぐことができるのです。

ラジコン付きの場合には、ラジコンの点検も忘れずに行いましょう。また、簡単なチェックシートでも良いので毎日の始業前点検を習慣づけることも大切です。

どの車もオイル交換を定期的に行うことは大切ですが、特にクレーン車やユニック車では移動以外に、クレーンの動力源としてエンジンを動かします。そのためエンジンオイルの劣化や汚れが生じやすいと言えます。オイルは劣化すると粘度が下がり、エンジンに大きな負担をかけてしまうので、定期的にオイル交換を行っておきましょう。

これだけで、エンジントラブルの発生率が目に見えて低下します。